台湾で名刺を発注してみよう

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台湾で名刺を発注してみよう

台湾での名刺作りは意外と大変かもしれません。そもそも日系で名刺デザインから印刷までをトータルで行っている企業が見当たらないようにも思えます。どのように発注すればよいのか分からない、という方は意外と多いのではないでしょうか。

台湾での印刷は諦めて、いっそのことウェブ経由で日本に発注して、EMSなどで届ける、というのも一つの有効な手段かもしれませんが、実際に印刷してみるとなると、なかなか想定していたものとは違ったものが届く、ということはよくあること。むしろ一発OKは中々ないかもしれません。発注と確認を繰り返して、さすがに海を隔てて2往復、3往復となってしまうと大変ですし、名刺くらいササッと作ってしまいたいもの。さて、どのようにすればよいでしょうか。

弊社でもお付き合いのあるお客様より適当な名刺を作るように依頼されることもありますが、実際にその「適当」「適宜」の加減は人によって様々。実際に適当に作ってみると、「う~んなんか違う」となってしまい、そうなると少し面倒です。

弊社では実際の印刷に絡むような仕事に関してはあまり乗り気ではなく、できればもっとデジタルな領域で勝負したいと考えています。基本的にはやんわりとお断りすることも少なくないのですが、実際にそれを求めている方もいらっしゃいますので、ここは一つニーズにお答えして台湾での名刺の発注の手順をさくっと解説してみたいと思います。

卡之屋
http://www.cardhome.com.tw/

今回は上記の印刷会社さんにて印刷を依頼することにします。AIファイル、もしくはPDFファイルでしか基本的にどこも受け付けてくれないため、そこはご自身で作成する必要があります。

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DTP業界って大変です。奥が深いのをひしひしを感じます。はじめに断っておきますが、サイトのUI的な問題から、中国語のリーディングに問題がない方であってもスムーズに発注するのは中々難しいかもしれません。それを実際に私自信が感じたために、今回このように記事にしてみた背景もあります。業者さんに失礼のないように気をつけたいのですが、毒が出るかもしれません。

まずはサイトを開きましょう。上記の画面ですね。実際に赤い線で囲って矢印をつけたりするのは面倒ですので、あくまで言葉で補った解説になりますことをお許しください。

STEP 01: 名刺を作成するので、まずは紙質とサイズを選びます。上記スクリーンショット中段の白い枠の一番最初、「01. 名片激情卡」を新しいタブで開きます。

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このように、紙の種類がたくさん出てきます。中国語ですが、キラキラしたものだと「亮」 などで検索するなど、希望にあった紙質を見つけるようにします。とりあえずクリックしてみると、その紙質の写真が出るのでよく見てみましょう。

STEP 02: とりあえずクリックしてみましょう

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とりあえず一つクリックしてみたものが、上記になります。中国語だらけで意味がわからないかもしれませんが、合板名片といのは普通の名刺のことを指します。

ここで注意点。
・台湾の名刺の標準サイズは日本の標準サイズ(91 mm x 55 mm)と少し異なり、90 mm x 54 mmになります。上下左右それぞれが0.5mmづつ小さい形、つまり縦横が1mmづつ小さい形になります。名刺の束をペラペラめくってると、その名刺だけがわずかに小さいのでそこで指が引っかかって少しだけアピールできるような形にもなっています。

また、AI (Adobe Illustrator)などで新規でドキュメントを作成する際は下のようになります。

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日本だと上下左右の余白の部分は3mm程度の印象がありますが、台湾では1mmが標準となります。「(含出血1mm)」などと書いてあるのがちょうどそれですね。「1mm分を含む」の意味です。AIなどのベクター系ツールでも上下左右は1mmで設定します。上から順に、プロファイルはカスタム、アートボードの数は両面印刷(表と裏でそれぞれ日本語、英語など)の場合は2、その右の方向は特に関係なしでお好みのアートボードの向き、感覚は特に関係なしでそのまま、サイズはカスタム、幅と高さは先程のサイトに記載されている対応サイズの中から選びます。方向の縦横は単純に名刺の向きです。

STEP 03: AIファイルを作成、用意する

ここで、AIとPDFの両方を揃えて、かつ裏面も作る場合は表裏ファイル、表ファイル、裏ファイル、計6ファイルほどをzipでまとめておきましょう。地味に一番時間のかかる工程ですが、ここは説明しているとキリがないためサッと飛ばします。

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赤い「網路櫃檯」の登入をクリックします。登入とはログインですね。現状アカウントは持っていない状況です。直接「加入會員」(会員登録)をクリックしても大丈夫です。このあたりから、このサイトのUI的な問題がちらほら見え隠れしてきます。

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網路櫃檯(オンライン・カウンター)に来ました。ログインしても割とすぐにセッション切れになるため、ちょくちょくお世話になる画面です。名稱と密碼はこの段階でないため、「申請加入會員」をクリックします。STEP~は最初つけてましたが、面倒くさいのでこのあたりから端折ることにします。

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下單はオーダーの意味。新しいアカウントを作るフォームになります。名前は漢字で4文字までの制限となります。富美子さんや恵理子さんなど女性は少し困ってしまうかもしれません。

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山田太郎さんを例に、こんな具合に入力します。左下の

[輸入啟用嗎]はまだクリックしません。ここで一つネックなのが、ここで入力した情報の多くが一度会員登録した後に変更しづらいということ。電話や携帯などはよくても、「交貨方式」のここが問題です。住所に直接送って欲しい場合は、「送貨」、自分で取りに行きたい場合は「台北自取」「中和自取」を選択します。ここの選択は今後変更できず、「あなたのアカウントは台北自取設定です」のように固定されます。アカウントを複数作るのでもよいでしょう。

問題なければ、一番下の新增で次へ進みます。メールで啟用嗎(Activation Code)が送られてきますので、先ほどの

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この画面からでも大丈夫ですが、[輸入啟用嗎]を押して、コードを入力してアクティベートします。

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さて、この画面にやってきました。指示通りにクリックするだけなので怖くないですよ。進んでいきましょう。

「按此上傳檔案」の黒いボタンをクリックします。ここを押してファイルをアップロード、の意味になります。

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こんな具合にポップアップが出てきます。ファイルを選択して、黄緑色の「上傳檔案」をクリックします。予めzipなどの圧縮ファイルでまとめておいてありますね。

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クリーム色のポップアップの意味は大切です。このあたりから非常に分かりづらい状況になります。

「アップロードされたファイル選択し、設定ボタンを押した時点で注文が完了します。オーダーの状況を確認したい場合は、訂單查詢をクリックしてください」となります。訂單查詢は注文状況を調べる、の意味です。

設定ボタンとは左上の方の赤いボタン。位置がおかしい気もしますが、その前に「品名」「印刷樣式」「規格」「單價」などを確認します。ここで、2箱もいらないよと、1箱でいいよということでカスタムで両面刷りの1箱などを設定してしまうと大変です。オーダーがそこからいつまで経っても進まなかったりするため、セレクトボックスに表示されているものの中から必ず選ぶようにします。自分で入力するとろくなことがないです。安いですし、最初はまず様子見の印刷でいいのではないでしょうか。品名と印刷樣式は、最初の方で紙の種類を調べたときのそれを指定します。

余談ですが、台湾人でも首をかしげるこのUI。なかなか難易度高いです。

終わったら、アップロードしたファイルにチェックマークが入っていることを確認してから設定をクリック。

Screenshot 2016-04-14 12.18.55

左のメニューから「訂單即時查」をクリックしてもよいですし、クリーム色のポップアップからでもよいですが、ここでオーダーフローの中でいまどのあたりにあるのかが確認できます。調べる日付を確認して(通常そのままでOKです)赤い「查詢訂單」をクリック。先ほど設定をクリックしたばかりですと一番左の「已接受檔案」(ファイルを受け取りました)の状態になっているはずです。

今回はここまで。フローも少し分かりづらいですが、アカウントを作ったなら左のメニューから「結帳付款」へと進み、チャージができます。銀行振込のみになりますが、USBで挿して使えるWebATMがあると便利ですね。140元なら140元、配達もアカウント作成時に希望しているのであれば送料140元込みの料金を事前にチャージしておくと印刷が1日遅れたりしないので済みます。印刷は基本的に早いのですが、システマチックに印刷されているようなので、事前にその辺はきっちりチャージしておいたほうがスムーズです。

どの程度需要のある記事なのかわからないので、もしビューが増えるようでしたら追加で細かく説明してみようかなと思います。他の印刷業者さんでも、オススメのところがあれば是非トライしてみたいですね。

この記事が誰かのお役に立てば幸いです。

2017-02-21T15:45:22+00:00 2016.04.14|

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